初秋





この踊りで伝えたいことをポエムにしました。

この夏、海辺のコテージでの素敵なパーティー
彼女の思い出はそこにあった
あの人とワルツを踊ったの
美しい瞳が私を見つめていた

アルバムを取り出すと、その景色と二人の写真がそこにある
時間を巻き戻せるなら、もう一度あの場所であの人と指を絡ませて踊りたい

外はもう、ひんやりと秋の風が吹いて、葉の色が少しずつ変化しているというのに
彼女は葡萄色のドレスを着て思い出に浸るのだった

思い出のアルバムはいつしかボロボロになり、彼女は時計を止めたまま
ずっと夏が終わり秋が始まったところで佇む
どれだけの時間が経ったのか知る由もない

もう、海辺のコテージは朽ち果てたのに
彼女は夢見ている
あの人と踊るワルツを
もう会えない悲しさを枯れ葉のように積もらせながら



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