EPISODE
2020年3月、Facebookを眺めていたMOCHAはライブのお知らせに目がとまった。 「こういう大人の女性と対バンしたい!」 そのイベントに出演するどちらの女性アーティストとも、見たことがあったので、即、予約。 そして出たい箱があったから、そこの社長にメールもした。 ライブの当日、さっそく企画の話をして両アーティストとお客で見にきていた社長からOKをもらう。 その日、MOCHAは「ノリコと今池の罠」のNORIKOと初めて会話をしたのだった。 翌月、MOCHAがハックフィンのジャンクエフでDJデビューをした時、NORIKOが訪れ、 空き時間にケイト・ブッシュやジュリー・クルーズの話で盛り上がり、親交を深めていった。 NORIKOは初対面で会った時からピーンとくるものがあり、 しばらくするとパンクをやるならこの人と考えるようになっていた。 夏、無事にクラブロックンロールで企画ライブを終えたが、 楽しい時間だったので再び翌年のヴァレンタインライブも決める。 2021年3月。 某おしゃれなカフェにて二人のミーテイングが行われる。 自分たちが何をしたかったのかを、二人は会話の中で、はっきりさせていく。 メインボーカル主体の二人が、ン十年ぶりに楽器を持ち、0からスタートすることを決意したのだった。 バンド名はカフェからなんやに移動したMOCHAが、 ライブ拝聴中に思いついたのをいくつかNORIKOに送って決まった。 Mélodie Noire (メロディー・ノアール) MOCHAのMとNORIKOのNで構成された黒いメロディ。 MOCHAが提唱するエレガンスな大人のパンクが意図されている。 夏の終わり、NORIKOが気になっていたokeiにドラムをお願いしてみることに・・・。 3人のスタジオリハーサルが始まった。 この物語は現在進行中である。 |