瞑想でニュートラルな感覚を把握する

例えば、こんなことはありませんか?

・ついカッとなって暴言を吐いてしまった
・イライラしていたのでものにあたってしまった

ネガティブな行動だとわかっていてもやってしまうことがあります。
人間だから、喜怒哀楽はあってあたりまえですが、自分の感情や情動を自分でコントロールする方法はないのでしょうか。

カッとなったりイライラしても、それをすぐに鎮めることができればいいのです。
或は感情がそうなる前に解決できたらもっと楽です。

それには、喜怒哀楽ではなくニュートラルな感覚というものを把握しておくと便利です。
そこで瞑想が役に立ちます。

心を静かにしてみましょう。
と言っても、雑念がわいてきたり、眠くなったりします。
よく本には、朝と夜に瞑想をするとよいと書かれてあったりしますが、最初は頭も体もしっかり目ざめている時にやるといいです。
最初は短い時間からはじめてみましょう。
一番やりやすいのは、呼吸をゆっくりしてその呼吸に意識を集中するやり方です。
雑念がわいてきてもそれはすっとやり過ごしましょう。
ひたすら呼吸を続けます。

或は、何か音楽に集中する方法もあります。
とにかく自分の感覚の何かに集中してみるといいです。

慣れてくると雑念ではない何かが浮かんでくることもありますし、気づきが起こったりすることもあります。
なにかわいてくるものはそれはそれとして受け止めたり解き放ったりします。

このニュートラルな感覚を覚えておきましょう。
感情がざわざわしてくるときには、何か原因があるはずです。
何か思い当たる理由があれば、そこに解決の糸口があります。

ニュートラルな自分がイライラしている自分に語りかけます。
なぜ私はイライラするのですか?
少し立ち止まってみましょう。
そこにある不愉快な感覚とか、ないがしろにされている自尊心とか、そういったものたちはどこからやってくるのでしょう。

本当はどんな気持ちでいたいですか?
そこに到達するにはどうすればいいですか?

人の一生はエゴとの戦いかもしれません。
それでも、心を瞬時に穏やかにすることができたらずっと楽になります。
限られた時間を生きているのですから、ネガティブな想いは1秒でも減らせたら素敵ですね。

【揺れる瞑想】





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