さて、「マイコファジスト」とは聞き慣れない言葉。 一体なんでしょう? 日本語にすると「菌食主義者」という意味で、キノコをもっと食生活に取り入れて健康な生活を送りましょうといういうことなのです。 宮崎大学名誉教授、河内進策先生が提唱されました。 ※菌食とはきのこ以外の納豆、味噌、ヨーグルトなどの菌類の発酵作用を利用した加工食品も含まれるようです。 マクロビオティックとかベジタリアンのように厳しい決まりがあるわけでなく、今の食生活にキノコをプラスして考えていただけたらいいかと思います。 キノコの栄養素としては ★フラムトキシン(エノキタケに含まれる) 血液サラサラ、冷え性対策、心臓を丈夫にする効果 ★キノコキトサン(エノキタケ、シイタケ、マイタケなど) メタボ解消、ダイエット効果 などが注目されています。 ほかにも ★ヤマブシタケ 認知症予防 ★エリンギ 抗高脂血効果 など、キノコによって固有の効果があります。 漢方薬(ブクリョウ、チョレイマイタケ)、民間薬(マンネンタケ、シロキクラゲ)、健康食品(ヒメマツタケ、ハタケシメジ)などにもキノコの成分が使われています。 キノコ類は動物や植物にないうまみ成分や栄養素をもっているので、使い方次第で調理の幅も広がります。 食物繊維、ビタミンB類、ビタミンD、ミネラルなどの栄養素を豊富に含むのに低カロリーなのも肥満に悩む現代人には魅力的。 食物繊維は便秘予防の他、動脈硬化予防・改善、そして食物繊維に含まれるβーグルカンは免疫力を高め生活習慣病予防、腫瘍抑制にも効果を発揮します。 キノコは世界的に見てもいろいろな国で食べられています。 なので、和食だけでなく、洋食や中華などにも使えるところも魅力ですね。 また、冷凍保存もできますし、乾燥して保存することも可能です。 一日に25〜100gくらいを毎日食べるようにすると良いようです。 ただし、どんな食品にも言えることですが、人によって合わない場合もあります。 急に大量に食べると下痢をする場合もあります。 自分の体の声を聞きながら、少しずつ日々の食事にキノコのパワーを取り入れて健康な生活を送りましょう! pre | next |