お茶を作っていれてみよう

「お茶をいれる」ということば、最近使わなくなっているかもしれませんね。
そもそもお茶はいれてから飲むものでした。
茶の間がリビングに変わり、「お茶がはいりましたよ」というお母さんの声も聞かれなくなってきました。
昔は、どこのお家にも急須と湯のみがありました。
来客があれば、「粗茶でございますが」といってお茶をお出ししたものです。
1970年代半ばあたりからリーフの緑茶は勢いを失い、その代わり缶入りの茶飲料からペットボトルへと移行したようです。
若い人たちの間では、お茶=コンビニに売っているペットボトルに入ったものという認識になりつつありますが、
お茶を自分でいれてみませんか?

お茶が敬遠される理由として、
・急須や湯のみなどの専用の器が必要(洗い物が増える)
・茶葉がゴミになって処理が面倒
・お湯をいれてすぐに飲めない(蒸らす時間が必要)
・残留農薬が心配
・カフェインが入っている
などがあるかと思います。

たとえば野草を収穫してお茶を作るのはどうでしょうか?
スギナ、カラスノエンドウ、カキオドシ、オオバコ、ハコベ、ナズナ、スベリヒユ、スミレ、ヨモギ、ドクダミなどは天日で干せば茶葉になります。
柿の葉、ビワの葉、イチョウの葉、みかんの皮なども使えますよ。
ご自分でハーブを栽培してみるのも素敵ですね。
アロエやゴーヤなどもスライスして乾燥させるとお茶として使えます。

急須がなくてもお茶パックに乾燥した野草を入れて、マグカップに入れお湯を注げばそのまま飲めます。
(お茶パックは適当な濃さになったらひきあげてくださいね)
野草にもそれぞれ効果があります。
調べてみると楽しいです。
本当は雑草なんてものはなくて、植物ひとつひとつにいろいろな力があることがわかりますよ。
きれいな場所を選んで採取すれば農薬の心配もないしカフェインも含まれません。
まず自分のためにお茶をいれてほっとしてみましょう。

【ハーブティーが作れる植物】



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