食材を作ってみない?

家庭菜園やベランダ菜園などご自分でも野菜を作る人が増えてきました。
自分で野菜を作ると、農薬や化学肥料を使わないで作ることもできますね。
そして、育てる楽しみもあります。
ご自分が丹誠込めて作った新鮮なお野菜は格別な味がすることでしょう。
でも、そんな時間も場所もありませんという方はお部屋の中で何か作ってみましょうか。

たとえばニンジン。
スーパーで売っているニンジンは葉がついていませんね。
包丁で切ったヘタを少量の水をいれたプリンのカップなどに浸しておくと葉が出てきます。
オレンジ色のニンジンがまた再生するわけではありませんが、キッチンのテーブルにこんなグリーンがあるとかわいいです。
ニンジンの葉はハーブ的な雰囲気があるのでセルフィーユ代わりにスープの上に飾ったりサラダに入れたりできます。
葉にもβカロテンが含まれるので抗発ガン作用や免疫賦活作用があります。
抗酸化力が強いビタミンEも豊富です。
こんな素晴らしいニンジンの葉は輸送に不便であったり、痛みやすいという理由で落とされてしまうのです。

他にも、根のついた豆苗は葉の部分を切り取っても、水分を補給するとまだ発芽していない豆が成長してきます。
ネギも根を残して植えておくとまた成長します。
最近は、スプラウトやキノコ栽培のキットも売られているので、そのようなものを試されても面白いと思います。
(生食のスプラウトは雑菌が繁殖しやすいのでお水の管理に気をつけてくださいね)

日本の食料自給率は平成25年度のデータで39%。
昭和40年度には73%だったのが、今では先進国の中で最低の水準です。
自分たちの食べ物を自分の国でまかなえないと言う現実。
まず、自分の食べる物に興味と意識をもっていただけたらうれしいです。

【食材を作ってみる】



pre | next